2025.07.04 スタッフブログ
垂直避難訓練
7/4(金)の午後、1階ベンジャミン広場にて、豪雨による浸水被害を想定した垂直避難訓練~出水期にあたり職員として取るべき行動~と題して、職員全体研修を実施しました。
次第としましては、
1.熊本市における過去の洪水被害
2.当施設における洪水リスク
3.避難確保計画とは
4.情報収集の手法
5.東館の特性
6.垂直避難訓練の実施
これら6項目について、学びを深めました。
昨今の異常気象により、短時間での豪雨や河川の氾濫が頻発しており、施設の安全確保がますます重要になっています。
さくら東館近くの河川が氾濫した際、水深が3メートルになると考えられており、そのような状況になった際の避難、避難誘導の仕方等を実際に動きながら学びました。
施設では、1階にお住まいのご入居者さまを2階のホールなどへ避難させるケースが多く、車椅子ご利用のお客さまの誘導やエレベーターまでの避難誘導など、実際の災害時を想定して動きました。
訓練後の意見交換では、以下のような課題が挙げられました。
- スムーズな避難のためには・・・・エレベーター担当を決めて乗降稼働に係る時間短縮を図る。
- 少ない職員で対応するためには・・・・・ご入居者さまの介添えは「車いす」のみとし、押し車のご入居者さまに対しては介添えは行わない。1階と上階の担当を区分けして、名簿でチェックを行う(逃げ遅れがないように最終的に各居室内もチェックする)
- 夜間の体制では・・・ ①1階の誘導(・放送やメガホンを使用して注意を促す・優先度に応じたご入居者さまへの介添え対応)②上階の受け入れ
管理者からは「日頃の訓練が命を守る第一歩。今後も最悪の事態を想定した準備を続けていきたい」と研修を締めくくりました。
災害時でも慌てることなく、職員全員が冷静に対応し、ご入居者さまの安全を確保できるよう研鑽を重ねてまいりたいと思います。