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2025.06.12 スタッフブログ

✨手作り認知症マフ✨

東館では、毎週金曜日の午後、編み物がお好きな方、得意な方が集まられて、”作る喜び”を皆さまと分かち合うことのできる、編み物サークルを開催しています😊

 

 

 

現在、東館の編み物サークルで力を入れているのは「認知症マフ作り」♬

 

皆さま、「認知症マフ」というものをご存じでしょうか😊

認知症マフとは、何となく手が寂しくて、ペンを回したり、袖を触ったりと、“手元の落ち着かなさ”を感じる認知症の方も多くいらっしゃいますが、そのような方々の不安をやわらげるために生まれたものです。

 

筒状のニットに手を通したり、外側についたボタンやリボンなどの飾りを指先で触ったりできるよう工夫された小物で、心を落ち着かせる効果があります。海外では「Twiddle Muff(トゥイドルマフ)」と呼ばれ、高齢者施設や病院でも活用されています。

 

東館では、編み物サークルの方々が主体となって認知症マフを作成し、桜十字病院と連携しながら、桜十字病院の患者さまに活用して頂く取り組みが始まっています😊

 

 

この活動を主体となってされているご入居者さまにお話をお伺いしました。

 

ご入居者さまのお声毎週金曜の午後にみんなで集まって、認知症マフ作りを行っています。一人で編むのも嫌いではありませんが、皆でお話をしながら編み物をするのはとても楽しいですね。一つ編むのに私は大体1週間ほどかかりますが、これまで合計35個ほど作成しています。

 

 

ご入居者さまのお声他の方はもっと早く作業されているイメージですよ!私はまだ始めたばかりで3つほどしか作っていませんが、集中すると1日で1個作成してしまいます。以前はお部屋で過ごすことも多かったのですが、今ではいろんな方とお話をしながらマフ作りを楽しめていて、だんだんと他の(ホスピタルメントさくら東館の)イベントにも参加するようになりました。

 

製作するうえでのこだわりもお聞きしました☆

 

ご入居者さまのお声たくさんありますが、認知症の方の症状がまだ分からない部分もあるので、スタッフの方に教えていただきながら改良しています。例えば、指が出てしまわないように長めに編んだり、毛糸の太さや種類を変えたりしています。他にも、認知症マフの中に入れる丸いボール?みたいなものがあるのですが、こちらの中身は綿ではなく余った毛糸を使うなど、いろいろと試行錯誤しながら進めています。

 

 

皆さまが楽しく手先を動かされて完成した認知症マフを、実際に桜十字病院の患者さまにご使用していただくといった「共に支え合う取り組み」が定着してきて、ご入居者さまにとっても、患者さまにとっても、幸せが循環する活動となっています😊

 

 

ご自身が作られたものが、それを必要としている方々の支えになるといった体験は、ご入居者さまの社会貢献にもつながり、明日をより豊かに生きる励みとなっていることと思います。

さらにこのような活動が活発化していくことを期待しながら、わたくしたちも精一杯サポートさせて頂きます♬

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