基礎知識

老人ホームにおけるリハビリの種類と目的

老人ホームにおけるリハビリの種類と目的

リハビリは生活に必要な筋力や体力を維持して健康的な生活を送ってもらうために行います。体を動かすことで心の豊かさも回復するため、リハビリは非常に重要なものとなっています。

リハビリの目的

リハビリの一番の目的は機能訓練を通して、生活に必須な体力、筋力をつけることです。また心肺機能の低下や関節が固まるのを防ぐ効果もあります。他にもリハビリを行うことにより、規則正しい生活を身につけるという効果もあります。食事や入浴、トイレなどといった日常生活に必要な動作もその人にあった適切な方法にすることにより規則正しい生活をしながらリハビリをすることができます。

リハビリは身体だけでなく、心にも影響を及ぼしますのでリハビリ活動という目的を設定することで生活に色合いを出すことができます。高齢者の方の中にはすることがなくなってしまい一日寝ていたり、座っているだけで一日が終わってしまうという方もいます。そういう方に今日は何時からリハビリに行く、今年までにここを動かすようになるといった目標を設定することで生きがいに繋げることができます。

高齢者の多くは早起きの方が多いですが、早く起きても外出せずにずっと家にいては意味がありません。日の光を浴びて、他者と関わることが大切です。 個人の生活環境や経験を活かした趣味を持ち、自発的な生活が送れるように促すことが大切です。

リハビリの種類

理学療法士/PT(Physical Therapist)のリハビリ

理学療法士は運動機能を回復させるリハビリを行います。起きる・立つ・座るといった基本動作のトレーニングや呼吸機能の低下を改善するための訓練、骨折などにより失われた運動機能の回復を目指します。リハビリの内容によっては専用のリハビリ機械や用具を使うこともあります。

なお、理学療法士には退院した後の自宅での生活のための介助の方法や家の改修の相談なども可能です。

作業療法士/OT(Occupational Therapist)のリハビリ

作業療法士は日常生活に必要となる応用的動作のリハビリを行います。応用的動作とは食事やトイレ、料理や洗顔などの日常生活で必要不可欠な動作を指し、これらを自分で行えるようにすることを目的としてます。

高齢者の方が興味を持てる貼り絵や手芸などの作業を用いて楽しみながらリハビリを行い、無理なく回復を促します。また心の安定や脳の活性化につながります。

言語聴覚士/ST(Speech-Language-Hearing Therapist)のリハビリ

言語聴覚士は言葉を上手くしゃべれるようになるためのリハビリを行います。コミュニケーション能力の改善や嚥下機能に関するリハビリが行われることもあります。

主に脳血管障害、頭部外傷、神経疾患などの患者に対して行い、言いたいことが言えない、聞いた話を理解できない、発声などが上手くできないなど患者の方の具体的な症状を理解して、それらをふまえてより円滑にコミュニケーションを図れるように助力します。

また、医師や管理栄養士と嚥下についての相談を行い、安全に食べるための姿勢や食べ方、食事形態などについての指導も行います。

生活リハビリ

生活リハビリは前に挙げた理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリの専門家が行うリハビリでなく、介護職員などが日常生活の行動をリハビリとして捉えて、自分の力で出来るように支援することです。

着替えや食事など私たちにとっては何てことないことがリハビリになります。高齢者によっては加齢によりそれらの行動が難しくなります。家に手すりをつけて一人でも歩けるようにしたり、落としても大丈夫なように紙の食器にしたり、年齢に合わせて生活をサポートしようというのが生活リハビリの目的です。

なお、生活リハビリは医学的な根拠などはありません。

デイサービス(通所リハビリ)

医療機関や介護施設に日帰りで通い、リハビリを受けるものです。デイサービスのリハビリは専門家が行います。なお、サービスを受けるには要介護認定が必要です。

病院の一般病棟でのリハビリ

一般病棟では病気の治療に合わせて体調や本人の状態も考慮してリハビリを行います。病院で寝たきりになり、体力や筋力が低下してしまうことを防ぎ、退院後でも問題なく生活できるようになることを目指します。

病院の療養病棟でのリハビリ

療養病棟では患者の状態に合わせて無理なくリハビリを行います。長期の療養生活で残存能力を発揮し、やりたいことやできることを増やすことを目標とします。

まとめ

老人ホームや病院、自宅など様々な場所でリハビリを受けることができます。それぞれ受けられるリハビリは異なっており、条件がある場合もありますので自身の状態をしっかりと把握して自身の目的にあったリハビリを選ぶことが大切です。わからない場合は施設や病院に相談してもいいでしょう。

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